物を売っては買い直すこと

 

小さい頃はそういうことをする同級生たちをちょっと蔑んだ目で見ていたような気がする。ゲーム機を売っては買ってとやっている友達がよく理解できなかった。お店とかにマージン取られてるだけ損じゃないという。

あの頃より私はかなりバカになってるのかもしれない。タブレットなんて何度も買っては売り飛ばしてる。他にもデジカメなんかもそういう買い方をしているような気がする。物を買うときのわくわく感が楽しくて買ってしまうんだけど、しばらくするとそれがあることに飽きるというか、物を減らしたい欲求みたいなのも出てきて結構売り飛ばしてしまう。良くない癖みたいになってるのかもしれない。

一つの物を大事に使い潰すほうが本当はいいんだと思う。最近あんまり壊れるまで電子機器を使い倒したことがない。昔はもっとボロボロになるまで使い倒してたのに。前述したけどそういう消費行動をしてるとお金ってかなりロスが多くて、そのせいでお金があまりないというのもかなり大きいのではないだろうか。

コンピュータとかガジェットとか言われる商品っていうのは素晴らしいとは思う。数万円も出すと素晴らしいテクノロジーが手に入る。けれどそれで万能感を得るだけではどこにもたどり着かないんじゃないんだろうか。モノっていうのはそれを作ってる人はクリエイティブでそれを使って何かを作れる人はクリエイティブかもしれないけど、ただ漫然と使ってるだけじゃ全然だめなのではと。

結局なんていうかいろいろと満足してないからそういう安直な刺激に走ってしまうんじゃないかと思う。ちょっと胡散臭い言い方になるけどそんな刺激より勉強とかして自分が成長したり他人と有意義な関係を持つことのほうがずっと価値があるしお金もたぶんそんなにはかからない。そうやって買い物を減らしていきたいと思う買い物依存症気味の私であった。