電気を使うのが怖い

 

最近少しマシになったかもしれないけど、有料のエネルギーを使うことをできるだけ避けていた、というか恐れていたような感じがあった。
Google検索で「省エネ ○○」とかいうようなワードばかり検索して、部屋の待機電力をできるだけ減らして家電も消費電力が少ないものに可能な範囲で買い換えて、みたいな。
それでも私は意志力が弱くなっていて、真夏などは冷房を普通に使ったりしてたけど、以前よりは無駄な電気を使わないような生活を送っていたと思う。
寒い時期はデスクトップと石油ヒーターを使わずに布団にくるまってノートパソコンやタブレットを触っていることが多かった。デスクトップの消費電力はアイドルで80Wぐらい(エコチェッカーで実測した)石油ヒーターなどはつけた直後は数百Wも使ったりする。
ノートパソコンなら10Wとか20Wとかで済むし、布団にくるまって電気毛布を敷いて寒い時は電気毛布のスイッチを入れれば十分暖かかった。

多分その原因は「自分が有限のエネルギーを使うなんてなんか申し訳ない」というような思いがあったんだと思う。
エネルギー、特に電力というのは近現代、そしてこれからの時代でとても重要だ。もしリチウムイオンを超えるバッテリーが実用化されたらそれだけでかなり世の中が変わるとかいう説もあるし、ゆくゆくはレーザー核融合などが実用化されて電気が使い放題になる可能性もないわけではない。そのために頭のいい人たちが必死に研究していたりする。
そんな大事なエネルギーを、私がネットを見たり動画を見たりゲームをしたりして使ってしまうことになんかかなり申し訳なさを感じていた。ものすごく悪いことをしてるんじゃないかと思っていた。なんら生産的なことができない自分を恥じてていたというか、なんか考えると憂鬱になっていた。
今でもそういう思いは結構あって、以前ほどではいないけどなるべく無駄な電気は使わないようにしているつもりだ。たまにPS4 Proで遊んだりするとやはりまだ居心地の悪さを感じる。バカみたいに電気を無駄遣いするよりはいいかもしれないけど。