NHKがわりと好きなんですけど

僕が見てるウェブの場所が悪いのかもしれませんが、日本のウェブ上でのNHKの評判は余り良くないように感じます。

 

電波ヤクザ、受信料取り立てがひどい、解約できない、などの受信料徴収に関する嫌な経験がある人の主張が特に目立つ気がします。

僕個人としても、受信装置が揃ってない人からの徴収はすべきではないと思います。そういうところで、強引な取り立てなどはあるべきではないとも思います。

 

ですが時折「NHKなんて民放と変わらないからいらない」とか「NHKの番組は質が低いから受信料払う価値がない」という意見も目にします。

僕はその手の意見には少し首をかしげてしまうのです。

 

僕は地上波やBSよりはAmazonプライムビデオやネットフリックスを見ていることが多いのですが、いくつかの録画して見ている番組の比率はNHKが高いんです。そんなに多くはありませんが、クローズアップ現代、ハートネットTV、バリバラ、ニュースで英会話などです。あと、ラジオ第二のまいにちドイツ語とまいにちフランス語(英会話系は今はお休みしてます)

 

正直に言って、僕は、NHK以外の日本の民放にハートネットTVやバリバラやクロ現が作れるとは思わない、というか、そもそもそういう番組を作っても大して数字取れないし、作る気がないんじゃないかと思うんです。でも障害当事者とか社会的弱者して、そういう番組が日本の電波放送で発信されてることって結構意義があることだと思います。

語学番組も、多分数字が取れなくて採算にあわないか、有料会員放送みたいになってしまう気がするのです。NHKの語学番組はたぶん語学学習においてコスパ高いです。

 

もちろんメディアはテレビ放送だけじゃないし、ネットも本も、あと新聞なんかから情報を得たりすることはできます。むしろそのほうが優れてる部分も多々あります。

ですが、受け身でMassに発信できるメディアである地上波やBSテレビでそういう情報の入り口があることってかなり大切なことではないでしょうか。

 

少し前に、相模原障害者殺傷事件から一年が経ちました。NHKではあの後も時々クロ現やハートネットTVで事件のことを考えさせる企画を作って放送しています。僕がチャンネルを合わせないせいかもしれませんが、あの事件の民放の報じ方は物足りないように感じます。正直言ってウェブはあの件に関しては非道いです。真面目に向き合っている大手メディアはNHKぐらいなんじゃないかと思います。

 

ちょっと障害者寄りすぎる文章になってしまいましたね。主旨から外れてしまった部分も大きいと反省しております。すみません。でも、例えば僕は大河ドラマ連続テレビ小説はあまり見ないのですが、NHKドラマはなんとなく作りが素朴で落ち着きます。そんなに数は見てないですがなかなか粒ぞろいだと思います。

 

NHKは大きな組織ですから勿論改善の余地は多々あるのだと思います。ですが下手に変えてしまったりなくしてしまったりするのは非常に惜しい部分があるテレビ局だとも思うのです。

 

ここまで読んでくれた方がいたらありがとうございました。なお余談ですが僕はNHK職員や関係者の身内や友人は一切おりません(笑)