読んだ本のこととか

新聞の書評とかHONZとかで紹介されたり、話題になった本を地元の公立図書館にリクエストしてのんびりと読んだりしてることが多いです。新聞とかHONZとかで紹介されるような比較的真面目系の本は図書館も結構入れてくれるので助かります。ライトノベルやお気に入りの作家さんの文庫・新書はなるべく買うようにしていますが。

 

最近読んだ本の中からいくつか紹介します。

 

みんなちがって、みんなダメ

みんなちがって、みんなダメ

 

 ハサン中田考先生の「バカはバカを自覚してバカなりに生きろ」という本。私のように自意識を肥大させた無駄にプライドの高いバカには多分よく効きます。日本の戦後教育の最大の失敗ってそういう私みたいなバカを量産してきたことだと思うんですよね。特にここ30年ぐらいそんな印象。自意識の高さを現実とのギャップで苦しんでる人が多すぎる気がします。ハサン中田はそういうのをバッサバッサと切れ味鋭い文章で斬っていきます。

 

 

 次は橘玲さんの幸福の資本論。1年半ほど前に出た本なんですね。これは蔵書があったのでそれをお借りしました。3つの資本というのは「金融資本」「人的資本」「社会資本」のことだったと思います。言い換えると「金融資産」「稼ぐ力」「コネ」ってとこでしょうか。私が印象に残った部分は、「今の日本(というか世界的に)は低成長時代なので、人的資本を働かせるのが効率的、つまり働くべき」(自分なりの解釈)って部分で、橘玲さんは他の著作でも「専業主婦は2億円損をする」とかいうのもあるくらいで、働いてない人の非効率性に厳しいというか、働かないと損するよ? って感じのことをよくおっしゃる方なんですよね。それはなんていうか理屈としては本当にもっともなんですけど、自分自身労働力として非常に問題のある私としては「働くことで他のことが本当にできない人や働けない人、働くことで損失を出しちゃうような人も存在するんだよなぁ」っていうことを思ってしまうんですよね。

 

 

ぼくたちは習慣で、できている。

ぼくたちは習慣で、できている。

 

 最後、ミニマリストとして有名らしい佐々木典士さんの2冊目の本。悪い習慣を改める方法とか、良い習慣をつけていく方法を結構ロジカルに考えていく本って感じです。この方香川県出身なんですね。ナリワイをつくるの伊藤洋志さんとかたまに「あれこの人香川出身だったんだ」っていう方がおられますね。だいたい東京や関西圏に出ていかれてる方が多いですが。ライフハック系っていうか、そういう本とか読んだことがある方なら既視感のある部分も多いかもしれませんが、私は結構いい本なんじゃないかと思いました。